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資金調達と人材集めが8割 元受付嬢の女性起業家が語る、起業のリアル

2018/12/22

自分の将来のキャリアを考えたときに、「そうだ、起業しよう」と考えたことのある人はどのくらいいるだろうか。選択肢の中にすらなかった人も多いだろう。しかし、大学卒業から11年間受付嬢として過ごし、その後起業したディライテッド(東京 渋谷)のCEO、橋本真里子さんの話を聞くと、起業に対する見方が変わるかもしれない。

ディライテッドは2016年1月に設立され、間もなく3期目が終わるスタートアップだ。iPadを使った無人受付システム「RECEPTIONIST」を開発し、メルカリやアイスタイル、ランサーズなどが導入している。電話を使わず、Slackなどのチャットツールで担当者のスマホに来往を告げる仕組みで、IT系企業を中心に導入は1000社を突破した。

32歳のときに起業という言葉がちらついてきた

橋本さんは2005年にトランスコスモスで受付のキャリアをスタートさせ、それから11年、インターネット企業を中心に受付の仕事を続けてきた。彼女が「起業」を意識し始めたのはちょうど30歳の頃だった。

「30歳のときにGMOに受付として入社して、現場はここが最後かな、と。受付は若い女性のポジションなので。自分の次のキャリアを考えたときに、いくつか選択肢はありました。GMOに残って総務などの仕事をするとか、フリーランスで受付のコンサルをする、職種を変えて転職するなど。でも、キャリアを振り返えると、受付の仕事が好きで続けてきましたが、10年前の受付と今の受付は進化していないことに気付きました。名刺二枚とか、手書きの受付票とか。顔も名前も分かっているのに、形式上いらっしゃいませ、会社名と訪問先を教えてくださいと言わなきゃいけない。世の中ITで便利になっているのに、受付だけ取り残されているんです」

受付のキャリアを生かした仕事はないか、と思った。受付をシステム化したら効率化できる。需要もあるし、経験を生かせるんじゃないかと考えたが、当時そうした受付システムを作っている会社は見当たらなかった。

「じゃあ自分で作る? かな、と。32歳のときに起業という言葉が目の前にちらついてきました」

受付として働いてきた会社にIT系ベンチャーが多かったので、起業の雰囲気を知っていたり、実際に起業した人が身近にたくさんいたのが大きかったという。起業の気持ちを固めていったときも、そんな人たちに相談し、背中を押してもらえた。

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